Akeelah and the Bee  言葉の力と心の中から来るもの

c0084837_213283.jpgAkeelha and the Bee

 今回は映画の話ですが、ろみいさん椿さんの記事にトラバしつつ書いてみたいと思います。(映画をこれから見たくて、内容を知りたくないという人は、ここから先はお読みにならない方がいいかも・・・です。よろしく~♪)

 スターバックス・エンターテイメントの映画第一弾という、Akeelha and the Bee (アキーラ・アンド・ザ・ビー)のDVDをお友達に貸していただきました。(これは日本でも上映されているのかな??)

 この映画はアメリカで実際に行われている、ナショナル・スペリング・ビー(National Spelling Bee)という英語のつづりに関する大会を題材にしたものです。各地の予選大会を勝ち抜き、全国大会を目指す子供達(ちょうど中学生くらい)の様子を描いたもの。学習者向けの英語辞書になんて載ってもいないような難解な英単語のスペルを、間違いなくじゃんじゃんスペル・アウトできる子供達 が出てきます。アキーラというのはその中の一人、11歳の黒人の女の子の名前です。(映画では最年少という設定。)

 映画では、素晴らしい才能を持ちながらも、自分を取り巻く環境とのギャップに悩むアキーラが、それを乗り越え大きな大会で自分の力を発揮する・・・という物語が描かれています。スペリング・ビーのためにアキーラをコーチするドクター・ララビー(Dr. Larabee)は、特訓の最初に、アキーラに次の文章を音読させます。

 その文章が心に残ったので、今日はそれについてちょっと書いてみたいと思います。


Our deepest fear is that we are inadequate.
(能力がない、と思い込んでいるからこわくなる)
Our deepest fear is that we are powerful beyond measure.
(評価されるはずがない、と思い込んでいるからこわくなる)

We ask ourselves who am I to brilliant.
(自問自答する。私は輝ける?)
Gorgeous, talented, and fabulous?
(驚くべき、素晴らしい才能を発揮できる?)
Actually, who are you not to be?
(それより、”なりたくない姿”はなんなんだい?)

We born to make manifest.
(くっきりと現すために生まれてきた)
The glory of God, that is within us.
(栄光の神は私たちの”内”にいる)
That as we let our own light shine.
(自分自身が光り輝くのをとめないで)

We unconsciously give other people
permission to do the same.

(私たちは知らず知らずのうちに、
他人に対して、同じであることを求めている)



 ドクター・ララビーはアキーラにこれを読ませ質問します。「この文章を読んで何を感じる?この文章はどんなことを言っている?」アキーラは応えます。 

A: That I am not supposed to be afraid. (恐れるな)
Dr.L: Afraid of what? (何を恐れるなって?)
A: ... afraid of ... me? (私を・・・?)


 そしてドクター・ララビーはアキーラにこうも言わせます。大きな声で・・・。

A: I want to win. (勝ちたい)
Dr.L: Win waht? (何に勝ちたい)
A: I want to win the National Spelling Bee!!!
  (全国スペリング・ビー大会に勝ちたい!!!)
Dr.L: Good. (良し!)



 自分の向き合うべき物ごと、と、自分だけ、の関係。誰のためでなく自分だけ。本心を探ってみる。恐れや寂しさ、悩みなど・・・これらはきっと、すべて自分自身のマイナスの思い込みが作り出したもの?!だとしたら、きっと私はそれを克服できる。やり方は簡単。自分の心に聞いてみよう。本当にやりたいことはどれ?本当にやりたくないことはどれ?答えはきっと、いつでも自分自身の中にある。

 もしそれを見つけることができたなら、今度はそれを声に出して言ってみよう!言葉の力を理解すること、とドクター・ララビーは映画の中で言っています。それが思いを実現させる第一歩。声に出し、自分の本当の思いを自分自身が知ること・・・・・。


 さて、この映画、他にもグッとくるシーンや考えさせられるシーンがたくさん。アキーラと友達の関係。コミュニティの人々との関係。ライバルとの関係。持てる力を出し尽くして戦う(Do your best.)ことの大切さ。リスペクト(尊重すること)の意味とは・・・。

 アキーラが自分自身のためにがんばった結果、彼女の成功、は、結局はその陰で彼女を支えた人々、すべての人々の喜びとなって実を結びます。以下はアキーラのラストシーンのモノローグ;



You know that feelings
Where everything feels right
Where you don't have to worry about
Tomorrow and yesterday.

(この感じ分かる?
昨日のことも明日のことも心配する必要なんてない
すべては順調に感じられる)

But you feel safe,
And know you're doing the best you can?

(安心して、自分の力を出すことができるって知ってる?)


There's a word for that feeling
It's called LOVE
L-O-V-E

(この感じを言葉にするなら、LOVE、ラヴ)

And it's what I feel for all my family
(私が抱いている気持ち、家族のみんなに対して)

And all my coaches
In my neighborhood

(私をコーチしてくれた近所のみんなに対して)

Where I come from
(そこは私の来たところ)

Where I learned how to spell
(私がスペリングを学んだところ)



 Akeelha and the Bee とても心に残る映画でした。もし、見るチャンスがあったら、ぜひ皆さんも見てみてください♪素敵な映画のDVDを貸してくださり、どうもありがとうございます(^^) 

(*毎度のことですが、訳は私が勝手につけた意訳です。
このほうがいいよ~、というのがあったらぜひ教えて下さいね♪)


 
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by mori_y_sana | 2007-02-05 05:49 |  * 本・読書・映画 | Comments(12)
Commented by Chiblits at 2007-02-05 12:19 x
ついこの間 Bee Seasonという映画を見ました。同じスペリングビーの物語です。お隣の息子さん(白人の両親に養子になっている)がこの映画にちょこっと出演したんですよ。この映画はAkeelha and the Bee と違って、反対に最後にわざとミススペルして優勝しないのです。ちょっと私は理解できないような、出来たような映画でした。スペリングビーならやはり優勝する映画の方がよいなあと思いました。今でも作者の意はどこに?って感じですが、多分優勝だけが全てじゃない?だったのかなあ?今度はAkeelha and the Bee を見てみますね。
Commented by tsubaki_koharu at 2007-02-05 12:38
saaneさん、トラバありがとうございます!!
素敵なお話ですね。この映画、私も見てみたいです。誰しも初めての事は上手に出来なくて当たり前なのだし、恐れずやってみることのほうが大切だったりするのですよね。やってしまった後悔よりも、やらなかった後悔のほうが辛い。謙虚な気持ちで前向きに取り組んでいれば、きっと周りの人も理解してくれるのではないかと私は思います。
自分の可能性を閉じてしまうのは、自分を愛してくれる人の期待を裏切ることでもあるわけですものね。私も期待を裏切らないように頑張っていこうと思います。ところでsanaeさんの訳、いつも素敵な日本語を使っていますね。こころに響く和訳が好きです。素敵なトラバ、ありがとうございます♪
Commented by Ziggy at 2007-02-05 20:10 x
いいですね~。 私もこの映画、是非見てみたいと思います。 アンジェラ バセットって好きな女優だし。。。
Spelling Beeは本当に感心しますよね。 特に英語は発音しない文字が入った単語が沢山ありますものね。
Spelling Bee...日本なら漢字大会みたいになるのかなぁ。 私はそれでもダメかも。 漢字は得意だと思っていたけど、ずっと日本語なしの生活を送っていたのと、PCの普及で“ペンで文字を書くこと”が極端に少なくなって漢字を忘れつつあります。
話はそれちゃいましたが、とにかく目標を持つ大切さですよね。 今失敗連続の私には必要な事だわ~。
Commented by こーでねーと at 2007-02-05 20:55 x
日本では上映していないと思いますが……。
どうでしょう?
いい言葉がいっぱいですね~。考えさせられました!
Commented by mori_y_sana at 2007-02-06 06:06
to Chiblitsさん、

Bee Season という映画もあるのですね。お隣の息子さんが出ているなんてすごい!それはもし自分だったらやっぱり見ちゃいますよね!!わ~、出てる出てるなんて言って(^^)。スペリング・ビーって有名な大会なんですね。私はこれで初めて知りました。そういえば、舞台はカリフォルニアでしたよ♪

Sanae.
Commented by mori_y_sana at 2007-02-06 06:15
to 椿さん、

トラックバックの連絡せずにすみません(^^; 思ったより書くのに手間取ってしまって、書きあがったら出かける時間になっちゃって・・・(←言い訳)この映画、日本でも上映されるといいですね~。でも、スペリングするところは字幕にするのが難しそう(笑)。訳は、毎度のことながら、本当にあっているのか不安ですが、自分の勉強と思って♪へへへ。椿さん、ありがとう(^^)

Sanae.
Commented by mori_y_sana at 2007-02-06 06:19
to Ziggyさん、

ぜひぜひ、機会があったらこの映画見てみてください♪本当ですね、発音と文字を結びつける様子、映画を見ていると、ネイティブの子供達にとっても難しいのだなと思いました。ま、とくにこれは大会なので、難しい単語ばかりが出てくるのかもしれませんが・・・(笑)。私も字を書くことそのものが億劫に感じる時があります。漢字なんて、かなりお手上げ状態です~(汗)。

Sanae.
Commented by mori_y_sana at 2007-02-06 06:23
to こーでねーとさん、

調べてみたら、アメリカでも2006年の4月頃に上映されていたみたいです。日本でもし上映されるとしたら、もう少し先かもしれませんね。始まったら、ぜひ見てみてください♪私も、自分が思った以上に、いろいろ考えさせられるところの多い映画で驚きました。もっと他の解釈というか、焦点の当て方もあるかもしれません(^^)

Sanae.
Commented by ろみい at 2007-02-06 07:46 x
Sanaeさ~ん、朝の香港からです。
トラックバックありがとうございます。
これですね!この映画わたしもぜひ見たいです。
素敵な言葉、勇気をくれる言葉がいっぱい!
わたしにもきっと力をくれる映画だと思うわ!!!

それと、スペリング ビーという大会のことを始めて聞きました。ネイティブの子にとってもやはり難しいものなんですね!
Commented by mori_y_sana at 2007-02-06 23:41
to ろみいさん、

おはようございます!朝のテネシーです♪大会を勝ち抜いていくと、大人でも知らないような単語がいっぱい出題されるみたいです。しかも、ひとりひとり舞台の上で、交代に口頭で答えていくんです。なんだか日本の暗算の大会(?)のような雰囲気?!香港でも上映されたら、ぜひ見てみてください。お子さん達も一緒に、楽しく見ることができるかも♪

Sanae.
Commented by Fairmont at 2007-02-07 03:44 x
この映画の公開直前、全米の「スタバ」各店で
全国大会で出題された「単語」がプリントされた「コースター」を使った
映画のプロモーションが開催されていました。

在米19年、小学生の母は、「コースター」に書かれた単語をみて絶句!
知ってるどこか、見かけたことのある単語さえ一つもなかったのです!

この映画は、「National Spelling Bee」が単なる単語の「暗記大会」
ではなく、その単語の意味は言うまでもなく、語源、
言語としての「英語」の歴史まで深く習得しなければならない、
(詳しく特訓シーンをご覧下さい。)

また、アメリカ&この「人種のるつぼ」に住む子供から大人までが
抱える問題や悩みを考えさせられた、とても興味深い作品でした。

息子と一緒に映画館で見ましたが、何度も胸が熱くなり、
最後には、感動で涙が流れてきました。

久々に親子共に清清しい気持ちで映画館を後にしました。


「National Spelling Bee Contest] のスポンサーが
スポーツ専門ケーブルテレビチャンネル、ESPNのため、
決勝戦の模様がこのスポーツチャンネル・ESPNで放映されるところが、
なんともアメリカらしいと思うのは私だけでしょうか ?

Commented by mori_y_sana at 2007-02-07 12:18
to Fairmontさん、

ふふふ♪コメントありがとうございます!スタバにあった英単語のコースター見てみたかったです!長い英単語が、小さい(短い)簡単な言葉の組み合わせだっていうところはおもしろいな~と思いましたよ。でもラテン語やギリシシャ語など語源を勉強していくのはやっぱり一筋縄には行きませんよね~。でも、単に暗記するだけよりいいのでしょうね。ワーナーズでない、英語の辞書を買って帰りたくなりました。スポーツチャンネルで放送されると言うのもおもしろいですね!

Sanae.
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