読書の秋 チャーリーとマーシーの本

 メンフィス旅行記を書き上げたいのですが…次に予定しているネタは、夜ひとりの時に書くのが怖い話なので(笑)、今夜は別の記事を書くことにします。今日は本のお話…。

最近気に入って読んでいる児童書シリーズ
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 もーりーが早く帰ってきた日は、夜ご飯を食べた後、近くの本屋さんにコーヒーを飲みに出かけます。(カフェつきの本屋さんが近くに2軒あります。)もーりーは車雑誌の立ち読み。私は何かないかなぁ~と本の棚を物色…。やっとどこに何の本があるかわかってきました。

 日本では書籍や雑誌は、基本的には定価販売。めったなことがない限り割り引かれることはありませんが、アメリカではバーゲンコーナーもあれば、10%OFFしてくれるメンバーズカードなんてものまであったりします。本好きにはまことにうれしいこのシステム♪しかも、近くにあるBOOKS A MILLION ブックス・ア・ミリオン(以下B・A・M)という書店では、バーゲン品もちゃんと10%OFFしてくれる。太っ腹ね~。

 さて、最近私が買っているのは児童書。(笑)ペーパーバックの先駆け的存在、ペンギンの出している子供向けシリーズ、PUFFIN MODERN CLASSICS パフィン・モダン・クラシックスというシリーズです。2週間前にB・A・Mのバーゲン品コーナーで、このパフィンシリーズの本を2冊買いました。1冊はThe Cat Ate My Gymsuit 「ザ・キャット・エイト・マイ・ジムスーツ」という本。そしてもう1冊は、映画にもなったRoald DahlCharlie and the Chocolate Factory 「チャーリー&ザ・チョコレート・ファクトリー」です。

 このCharlie and the Chocolate Factory 「チャーリー&ザ・チョコレート・ファクトリー」をレジに持っていったところ、夜遅い時間にいつもいるEvan エヴァンさんという店員さんが、

Oh! It is one of my favorite book! It is very fun!
(おぉ~!この本僕大好きなんだよね~。すっごくおもしろいよ!

There is the next book of Charlie. It is also very fun!
2冊目もあるんだ、チャーリーの。それもとてもおもしろいよ!)
と興奮気味に…。次にB・A・Mの中にあるカフェにコーヒーを飲みに行った時なんて、わざわざチャーリーの2冊目の本を持ってきてくれて、

This is the next book of Charlie and the Chocolate Factory.
(これがチャーリー&ザ・チョコレート・ファクトリーの次の本だよ。

I will keep it for you!
とっておいてあげるね!)
と…。びっくり。実はまだチョコレート・ファクトリーさえ読んでいなかったのに…(^^;;

 で、今、チャーリー&ザ・チョコレート・ファクトリーを読んでいます。昨日から。すっごくおもしろいです(^0^)エヴァンさんの言うとおり♪あっという間に半分読んじゃった。

 で、今週からもーりーが忙しいし、なかなか夜に本屋なんて行かれないだろうから、昨日の夜、B・A・M に再び連れて行ってもらって、2冊目の本も買いました。 Charlie and the Great Glass Elevator 「チャーリー&ザ・グレイト・グラス・エレベーター」 。それから、同じくロアルド・ダールのMatilda 「マチルダ」という本も。

 全部パフィン・シリーズで、バーゲン品のため1冊3ドル以下。うはは~(^^)いいね、安く本が読めるのって、幸せ♡ (この夜はエヴァンさんはいなかったみたい・・・。次回会ったら、2冊目の本も買ったよと伝えなくては…、ね。)

 久しぶりに、ぐあ~っと集中して本を読む楽しさを味わっています♪

↓本屋に行く前に食べたのは
久しぶりの明太子スパゲッティ♡
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↓と、バルセロナ土産のタコで作った
マリネサラダ♪
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 さて、最初にチャーリーと一緒に買った「ザ・キャット・エイト・マイ・ジムスーツ」という本。タイトルと中身の関連はよく分かりませんでしたが、これもおもしろい本でした。著者はPaula Danziger パウラ・ダンジガー(?)という女性。もと学校の先生だったらしく、その人の最初の小説です。初版は1974年。もーりーの生まれた年ですね。(↓ここから先は読書感想文のようなものです・・・。)

ベランダでご飯食べながら読書♪
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 13歳のちょっと太目の女の子が主人公。自分の見た目を気にして、なかなか積極的になれずにいる女の子マーシーの、家族や学校、友人の話です。ある日今までいた英語の先生に代わって、今までとは全然違う女の先生がやってきます。その人は本当に、今まで知っているどの先生とも、どの大人とも違う…。まずは、ちゃんと子供達の話を聞いてくれる。一方的に怒鳴ったりもしない…。へたくそでも、「一緒に」バレーボールを「楽しむ」。そして、一人ひとりに、誰かと同じ自分を目指すのではなく、誰とも違う自分になれと教えます。

 マーシーやマーシーの友人達はその英語の先生が大好きになります。そして自分のことも徐々に好きになっていく…。自分は自分でいいんだと気がついていく…。でも、その先生は、「ラディカルすぎる」という理由で学校を解雇されてしまいます。今まで引っ込み思案だったマーシーは、友人達や母親、友人の親達と先生をサポートしようと決意します。そのことで校長先生や父親からはすごくなじられる。でも、自分の正しいと思ったことをマーシーはやり通そうとがんばる。そしてそれを通して、心から分かり合えるお友達もできる。マーシーを応援してくれる母親は、今までは夫の言いなりだったけれど、夫に対しても自分の「意見」を口にするようになる…。

 1974年ごろ、アメリカはどんな感じだったんだろう。ひょっとしたらまだ、女性が「自分の意見」を大声では言いにくい環境だったのかしらん? Miss / Mrs.で分けられる呼び名。新しく来た英語の先生は、自分のことを Ms. と言う。そのことを特徴付けて書かれている時代…。

 最後、解雇されてしまった英語の先生は、復帰できる道を勝ち取りますが、その勝ちの瞬間に、マーシーたちの前で自らその学校を「辞職」すると宣言します。解雇ではなく、辞職。自分の教えてきたことは間違ってはいない、子供達にいつまでもそのことは覚えていて欲しい。でも、復帰したあと、同じ現場で、今までのように自由にのびのびと生徒達と接することは難しいと、その先生は知っていました。同じ状態に戻れたとしても、それは決して同じではない…。自分が去ったとしても、自分が教えたことは、心の中から消え去りはしない。

 負けるが勝ち、という言葉を思い出しました。勝ちの瞬間に、そのことさえも手放すこと。執着しないこと。自分の心だけ守って、立場などにはこだわらないこと…。手放すことによって、手放したものと同じか、あるいはそれ以上のものを手にすることができると、きっとその英語の先生は知っていたのだと思います。

 たとえ目の前で、ひとつ扉が閉じてしまったとしても、かならず別の新しいドアが、あなたのために開いています。さぁ、そのドアを探しましょう!ちょっと後ろを向くだけで、簡単にみつかるかもしれませんよ(^^)


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by mori_y_sana | 2006-09-20 14:20 |  * 本・読書・映画
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