Barcelona(4) excrusion ちょっと遠足 Ⅲ モンセラート

 番外編 バルセロナ観光編です。3回目はモンセラート。バルセロナから鉄道に乗ること約1時間。ケーブルカーやロープウェーに乗り継ぎ、木のない山の上にある修道院へ出かけてみましょう!(途中まで車で行くことも可能だそうです。もーりーは1回目に車で行きました。)

 バルセロナからモンセラートへはメトロL1とL3のEspanya エスパーニャ駅(メトロの駅名はカタルーニャ語Catalanで書かれています)からカタルーニャ鉄道に乗って1時間くらいの道のりです。前日に往復乗車券を買っておくと良いと聞き、エスパーニャ駅まで券を買いに行きました。

 どこで買うのかなときょろきょろしていると、駅員さんが声をかけてくれました。「明日、モンセラートに行きたい」と言うと、「ケーブルカーとロープウェーはどちらが好き?」と尋ねられました。「どっちのほうがおすすめ?」と聞き返すと、びっくりしたような困ったような笑い顔を浮かべてちょっと考え、「僕は高いところが苦手なのでロープウェーは怖いけど、でもやっぱりロープウェーのほうがおすすめだよ!」という返事。思わず笑ってしまいました。(^^)

 で、結局、ロープウェーを選んだ私達。電車の時刻も確認し、ロープウェー付往復乗車券を2枚購入。翌日は8時ごろまでにエスパーニャの駅にくれば大丈夫! とひと安心。(時刻表は必ず現地で調べてくださいね~。)

 お世話をしてくれたこの駅員さん、台詞は忘れてしまいましたが、別れ際に突然日本語で何か一言。「Habla Japones? (アブラ・ハポネス) 日本語話せるの?」と聞くと、「Un poco (ウン・ポーコ )少し。」と答え、いくつか日本語をご存知でした。いつも聞かれる質問のまさかの逆バージョン!(笑)さすが観光スポットへの乗換駅に勤めているだけのことはあります♪

ロープウェーの駅
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ロープウェーからの眺め
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ついでにケーブルカーの駅(下り)
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下っていくケーブルカー(いや、上り?どっちだろう???)
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 カタルーニャ鉄道の往復料金(ケーブルカー・ロープウェー付)などはすっかり忘れてしまったので現地で確認いただくとして、ちょっと余談ですが、メトロの料金について。T10(ティー・ディエス)という10回券があり、割引金額になっていたはず…。バルセロナに少し長めにいるという場合はそれを利用するととても便利です。回数は10回以外にもあったと思います。駅の窓口で「T10 por favor ティー・ディエス、ポル・ファボール」というと買うことができます。ディエスというのは数字の10のことです。市内のたいていの場所はメトロで行くことができますし、T10を持っていると、同じ券でトラムに乗ることもできます。メトロは自動改札になっています。

 さて、話はモンセラートに戻ります。ロープウェーを降りて少し上に向かって上っていくと、広場のようなところに美術館やレストラン、ホテル、お土産さんなどの集まる一角があります。(と言ってもどれもひとつずつしかありません。)お食事どころはレストランの他にお土産屋さんの並びに広いカフェテリアがあり、私達はそこを利用しました。

 修道院で毎日昼頃に聖歌隊が歌う時間があると聞き、それに間に合うようにと食事を早めにしたつもりでしたが、何故か聞き逃してしまい残念(TT)。いつの間に終わったのかなぞです…。それともこの日はなかったのかな?しかもカフェテリアは12時前にはまだ食べ物が何一つ並んでなく、しばらく並んで待っていたら、ぼちぼちのんびり出てきました。(通常のスペインのお昼はだいたい14時頃からです。)

こんなものが食べられます。(スペインで唯一外食時にとった写真がこれ!)
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 チョリソパタタス・ブラバス(上げたジャガイモにブラバス・ソースという赤くて辛いソースをかけたもの…と書いていてふと、アリオリ・ソースだったかな、これ?アリオリ・ソースはニンニクベースのソース。これも辛いです。)、クロケッタ・デ・バカラオ(干だらのコロッケ)、ナスのソテー(名前不明)、エンサラータ・ミクスタ(野菜サラダ)、CAVA(スペインのスパークリング・ワイン)、Torres Sangre de Toro トレスのサングレ・デ・トロという赤ワイン。トレスはカタルーニャのワイン。日本でもサングレ・デ・トロは手に入りやすいスペインワインのひとつです。重すぎず、飲みやすいワインだと思います。

 それにしても、昼からこんなに食べて飲んでたら、聖歌隊聞き逃すわけだわ~…(^^;;

 これらはバフェスタイルのカフェテリアで、自分で選んで買います。この日は私は席確保係(本当はお手洗いに行きたかっただけ)、全部もーりーセレクションです♪美味しかった~♡

 Museu de Montserrat モンセラート美術館ではもーりーの好きなルノワールの絵を偶然見ることができ、併設のミュージアムショップではピカソのサルダーナの絵柄の小皿と、同じ図案のポスターを買いました。ポスターは日本のわが家に飾ってあります。こじんまりとした美術館でしたが、静かに鑑賞でき、ホッとしたひと時でした。

2度目の登場!ピカソの絵皿。サルダーナの絵柄は真ん中のものです。
(これも日本に置いてきちゃった…)
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初公開!日本のわが家。
飾ってあるのがモンセラート美術館で購入したピカソのサルダーナを描いた絵です。
留守を守ってくれている実家の父母、そしていとこのつーつーと友人達に感謝です!(^^)
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 お昼もしっかりと食べ、さぁ聖歌隊を聞きに行こう!と張り切って修道院へ。このモンセラートの修道院、とても歴史的な修道院で、かつてCatalan カタラン(カタルーニャ語)が弾圧されカタランでのミサが禁止されていた時代にも、ここだけはあくまでもカタランでのミサを続けていたという修道院だそうです。

 スペイン各地からも巡礼者が多いモンセラート。今でもカタランとCastellano カステッジャーノ(いわゆるスペイン語)の両方でミサが行われており、タイムテーブルが用意されています。信者さんでなくとも参加でき、観光客用の席が用意されていました。私達もしばし静かに参加…。(このときもまだ聖歌隊はこの後始まると思って待っていました。)参加した時のミサがカタランだったのかカステッジャーノだったのかは分かりませんでしたが、神父さまの話に合わせ、信者さんたちは時折起立したり、隣の人とハグしあったりしていました。

 モンセラートの修道院のもうひとつの目玉は黒いマリア様。これについても諸説あるようなので、興味のある方はガイドブックをはじめ、調べてみるとおもしろいかもしれません。モンセラートの修道院は撮影禁止なので、代わりにバルセロナのカテドラル(大聖堂)にいらっしゃった黒いマリア様をどうぞご覧ください。(もーりーは1回目に来た時、撮影禁止を知らずに写真を撮ってしまいました。私も最初気がつかず、建物の入り口は撮影しまいました:懺悔)

バルセロナのカテドラルにある黒いマリア像 La Moreneta モレネータ
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 修道院を出て、今度はケーブルカーに乗って山の上のほうまで行ってみます。

こんな感じ。
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こんなまぶしさ?!
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こんな高いのよ!
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そしてこの光…
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 カタルーニャの聖地、モンセラート。いかがでしたでしょうか?バルセロナへの出発前、父がくれた一冊の本。中沢新一さんの「バルセロナ、秘数3」。そこに書かれているままの変わらぬ姿で、私達をどっしりと迎えてくれました。15年なんていう歳月はモンセラートにとってはきっとほんの一瞬の出来事なのでしょうね。

《おまけ:Semana Santa セマナ・サンタの連休、バルセロナの様子。》
↓カテドラル方面から"Guappa"という声と共にマリア様が運ばれてきます。
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↓ランブラスを埋め尽くす人人人…
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↓白装束の子供達。
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↓白装束にとんがり帽子の男達。
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↓マリア様教会へ…。"Guappa, Guappa, Guappa, Guappa!"という盛大な掛け声と共に…。
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ちなみにGuappa グアッパというのはきれいな女の人というような意味の言葉で、街を歩いていると、ときどきあまり上品でない掛け声にも使われたりします。なのでマリア様にGuappaと声をかけているのを見たときはちょっとびっくりしました(@@)おもしろいです。

 マリア様が入っていった教会、名前は覚えていないのですが、カタルーニャ広場から海のほうへランブラス通りを見た右側の一角、ユースホステルや図書館の近くの教会でした。エスニックな食べ物屋さんの多い地域です。(この辺りのインド・パキスタンのカレー屋さん、とっても美味しかったです♪)

 セマナ・サンタ、カトリックの大きな連休行事の一つということでしたが、観光客や異教徒達もみんな外に出てその様子を楽しんで見ていました。この時期多くの日本人家族同様、私達も南仏や他の地域への旅行を計画していました。でも考え直して、バルセロナで過ごすことにした4連休。こんなお祭りがあるとは知りませんでしたが、偶然見せてもらうことができ、とってもラッキーだったと思っています。

Muchas Gracias, Guappa! マリア様、ありがとう!


 次回は番外編の最後、バルセロナ街歩き・雑貨・自炊編をお届けしま~す。

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by mori_y_sana | 2006-08-16 06:54 |  * スペイン〈番外編〉 | Trackback | Comments(6)
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Commented by づみ at 2006-08-16 09:27 x
広大な画像、どれもこれも魅せられました
素敵ですね
旅先でお祭りに遭遇できるなんていいな〜
羨ましいです

NZに出かけた時、お土産屋さんで日本語を知っていると、日本語のシャワーを浴びました(笑
知っている単語片っ端からならべて
最後にはお金のいい方を教えてくれといわれました

ピカソの絵皿すてき〜
ピカソの絵すきなんです
Commented by grapefruits73 at 2006-08-16 22:08
ロープウェーの駅の写真、いい感じ~☆
そして絶好の眺めですねっ♪
先日、家族で山登りをしてきたのよっ!(リフトだけどね^^;)
大地を一望できるって素敵よね~☆
sanaちゃんの山の写真の光に何故か感動!!
じーっと見つめちゃいました☆
バルセロナのお祭り…見ることができて幸運でしたね!
白装束にとんがり帽子…映画のシーンに出てきそうね^^;
Commented by mori_y_sana at 2006-08-16 23:26
to づみさん、

日本語のシャワー、おもしろいですね(^^)お金の言い方ということは、やっぱり仕事で使いたかったのかな?

オーストラリアやニュージーランドでは、第2外国語で日本語を選択できると聞いたことがあります。話せる人が多そうですね!(もっとも、以前一緒の職場だったオーストラリア人に聞いたところ、ここ数年は中国語を選ぶ人の方が多いということでした。)

ピカソの絵皿、気に入っています♪もーりーが鳩、私が闘牛の絵柄を選びました。ミュージアム・ショップの雑貨、気に入ったのがあると欲しいな~と思ってしまいます。

Sanae.
Commented by mori_y_sana at 2006-08-16 23:34
to grapefruits73さん、

モンセラート、気持ちのよいところでした♪
山ですが、登山と意気込まなくても気軽に行かれる観光地です。
自力で登ることもできるそうです。でもロープウェーやケーブルカーを使うと、本当に小さな子供でも一緒に楽しむことができます。軽装でOKですが、涼しいので上着が必要というくらいかな?

ほのぼの写真といえば!帰りの列車のホームの写真を載せ忘れてしまいました…。私的モンセラート観光の目玉(?)だったのに…。別の記事として次回載せようと思います。

Sanae.
Commented by M at 2006-08-17 21:42 x
Guappo/a が気になって、ちょっと調べてみたら、形容詞で「ハンサムな、美人な」と出ていたんだけど、もしかして「いちじくの木/いちじくの実」なんていう意味もある? 

というのは、イタリア語で、「いちじくの木/いちじくの実」という意味がある「Fico/a(フィコ/フィカ」という単語には、俗語で上品ではない意味も含まれているんだけど、英語の「Cool!!」の意味で、「Che fico/a ! !」と、最近では使われるらしいの。

Guappaが、あまり上品ではない掛け声としても使われるというのを読んで、ちょっと関連を考えてみました。

やっぱりラテンな国だよね。
Commented by mori_y_sana at 2006-08-18 01:30
Ciao Mちゃん、

Guappo というと、日本語だったらイケメンって感じですかね?イタリア~語だったら、Guappa はきっと Bella かな~と思うのですが、でも、Ciao! Bella! とか言われたら、嫌な気分はしないよね?! 話の中で誰々さんはGuappa/o、とか出てきたら、「あのきれいな人(あの素敵な人、かっこいい人)」ってなるんだろうけど…。街中で「Guappa!」とか言うのはちょっと…(苦笑)。どうなんだろう?本当のところは分かりません。

ちなみにChe はQue、発音と使い道は同じです。スペインのTVでやってたドラえもんの中で、「どうしたんだ?のび太。」という先生の台詞は Que Passa? Nobita? ケ・パッサ・ノ~ビタ~?でした。スペイン語でドラえもんの歌は♪ドラ~いも~ん、ドラ~いも~んと歌われていました。(笑) !Que passa!(この場合はSo what? だからどうした!となります。)

Sanae.
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